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観光産業の統計情報(2021年4月~6月)~夜明けはまだまだ~

9月、今年もあと4ヶ月を切りました。だいぶ秋っぽくなってきた地域もあるのではないでしょうか。

4月が年度始まりの方は2021年度も、もうすぐ半分ですね。事業者の方は今年度半期の振り返り、この先半年の見通しを立てる頃でしょうか。

今回は2021年4月から6月までの観光産業の統計情報をまとめてみました。

 

▽この記事の目次▽

2021年4月~6月の統計情報

当ブログの観光産業の統計情報は、旅行者数、宿泊数、消費額を取り上げています。 

 シルバーブレットさんによる写真ACからの写真

 

旅行者数

ではさっそく、まずは旅行者数です。

日本人国内延べ旅行者数(2021年4月~6月)※速報値

宿泊(2019年同期比) 日帰り(2019年同期比)
3,077万人(▲63.2%) 3,234万人(▲59.8%)
6,311万人(▲61.5%)

ちなみに2020年同期比は、全体で70.9%増宿泊が92.7%増日帰りが54.4%増でした。2020年4月~6月は今以上に外出を控えていた時期で、特に宿泊旅行はより行きづらかったため宿泊旅行者数も少なく、その分今年は宿泊旅行者数の反動増となっているようです。

4月から6月は、1月から3月よりは旅行者数は多かったようです。

(1月から3月までの統計情報の記事はこちら)

japantourismbydd.net

1~3月は緊急事態宣言発令地域が徐々に減り、3月下旬には全国的に宣言が解除された時期でした。

一方、4月~6月は

再び緊急事態宣言が発令され始め、対象地域が徐々に増え、

4月25日から今に至るまで日本のどこかで緊急事態宣言が発令されています。一時期沖縄県だけという時期もありましたが、その他は主に都市部を中心に緊急事態宣言が発令されていました。緊急事態宣言が出ていなくても、まん延防止等重点措置地域に指定されていた地域もあったので、皆さんのお住まいのところでも何らかの制限があったという人は多いのではないでしょうか。

緊急事態宣言は医療の逼迫状況とか新規感染者数や重症患者数などを見て判断されていると思います。人が動くことによる直接的感染拡大の影響はないのではないかという意見もありますが、こういう宣言が出ているとやっぱり旅行は行きづらいですよね。

 

訪日外国人数(2021年4月~7月)(※%は左が2020年比、右が2019年比)

4月(暫定)
 10,853人  272.1%  ▲99.6%
5月(暫定)
 10,035人   503.4%  ▲99.6%
6月(暫定)
  9,300人   262.6%  ▲99.7%
7月(推計)
 51,500人  1251.1%  ▲98.3%

依然として観光目的の日本への入国は認められていません。

7月はオリンピックの選手やその関係者および報道関係者たちが入国したためそれまでより多くなっています。それ以外の月はビジネス目的や帰国などの理由で入国する方のみです。

 

宿泊数

延べ宿泊数(日本人)(2021年4月~6月)※第2次速報%は左が2020年比、右が2019年比)

4月(第2次速報値)
 2,222万人泊  110.4%  ▲43.7%
5月(第2次速報値)
 2,023万人泊  131.1%  ▲51.5%
6月(第2次速報値)
 1,935万人泊   24.2%

 ▲46.6%

2020年は6月頃から都道府県をまたいだ移動が緩和されたためその反動増が前年比に表れています。

今年、2021年は4月から6月のほとんどの時期において緊急事態宣言が発令されていましたが、全国ではないためでしょうか、2020年よりは宿泊者数がいたようです。2019年の約半分ってところですね。半分かー、つらいな。

 

延べ宿泊数(外国人)(2021年4月~6月)※第2次速報%は左が2020年比、右が2019年比)

4月(第2次速報値)
 22万人泊 ▲9.3%  ▲98.0%
5月(第2次速報値)
 24万人泊  42.5%  ▲97.5%
6月(第2次速報値)
 24万人泊  22.2%  ▲97.4%

先ほどもお伝えしましたが観光目的の入国は依然として認められていませんので、ビジネス利用の方々です。

 

消費額

日本人国内旅行消費額(2021年4月~6月)※速報

宿泊(2019年同期比) 日帰り(2019年同期比)
1兆2,783億円(▲71.9%) 5,308億円(▲63.2%)
1兆8,091億円(▲69.8%)

ちなみに2020年同期比は全体で80.1%増宿泊が90.7%増日帰り58.8%増でした。

消費額の大部分が宿泊ですから、宿泊旅行をする人が少ないと消費額は少なくなりますね。旅行者数の減少より消費額の減少が多いことからそのことがよくわかります。

一方、あまり旅行に行けないから一回の旅行に奮発するのかな、と思うのですが、

一人あたりの単価を考えるとそうでもないようです。

  • 近場でも贅沢を
  • リッチな日帰り旅行

とか、もっと具体的には

  • 高級旅館の贅沢なお部屋に泊まってや贅沢な食事
  • 高級ホテルでエステしたりルームサービス取ったりおこもりステイ
  • 貸切ステイ
  • 1日一組限定プラン

なんていう需要があると思うのですが、消費額の傾向を見てみるとそんなこともないのかな。

 

もしかしたら

今までは出張など会社の経費で出かけていた人が多かったのかなぁ。オンライン会議の増加により、出張する人が減り、昨年や今年は観光目的の方が多いから単価が下がったのでしょうか。

 

もしくは密を避けるために団体旅行ではなく個人旅行の割合が増え(たしかにひとり旅、増えてますよね。)、その結果旅行における単価も下がったのでしょうか。一人だし、二人だけだし、ご飯はまぁここでいっか、みたいな。

 

あなたはどう思いますか?

 

訪日外国人消費額

2021年1月以降も引き続き調査は中止しています。

 

【参考にしたサイト】

訪日外客統計(報道発表資料)|統計・データ|日本政府観光局(JNTO)

宿泊旅行統計調査 | 統計情報 | 統計情報・白書 | 観光庁

旅行・観光消費動向調査 | 統計情報 | 統計情報・白書 | 観光庁

訪日外国人消費動向調査 | 統計情報 | 統計情報・白書 | 観光庁

 

さいごに

我々観光産業界の夜明けはまだまだですね。(はぁ・・・、深いため息。)

先日の報道によると人口の半分以上がワクチン2回接種が終わったようです。(2021年9月12日の報道より)

ワクチン接種が広まると旅行する人は増えるのでしょうか。

自分自身のことを考えてみると、ワクチンを打ったら、感染率が高い場所に行って感染してしまっても重症になる割合が減ったり発症する割合が減るのは少し安心かな。動きやすくはなる。

まわりのワクチン接種率が高まれば、私が無症状で感染してても、私と接触したことによってその人が重症になることが減らせるのなら、それもやっぱり動きやすくなるかな。

 

さて、今回観光産業の統計情報を見てみて、昨年から続いていることではありますが、宿泊旅行を控えている人が多いなーと感じました。宿泊で旅行するのは後ろめたく罪悪感がある。けど少しでも旅行に行きたい。せめて日帰りでもと思って旅行しているんだろうな。気持ちはすごくよくわかる。

旅行者数のデータでちょっと計算してみました。

2019年は約53%の割合で宿泊旅行でしたが、2021年は現在のところ約51%の割合で宿泊旅行。わずかではありますが宿泊旅行の割合は減っていますね。

今回取り上げた2021年4月~6月は約49%が宿泊旅行ということで日帰り旅行の方が多かったようです。

 

さてさてこれからどうなることやら。

早く自由に安全に旅行できる日が来ますように。

 

みなさんも健康にはくれぐれも気をつけてくださいね(*^_^*)